2016年、養老牛温泉は開湯100周年を迎えます

養老牛温泉郷
【history】
300年ほど前からアイヌの人々に利用され、温泉の周りには大量のヒグマの頭蓋骨が祭られていた。和人としては養老牛地区の開祖である故西村武重氏が標茶町虹別のアイヌの人から場所を聞いてはじめてこの地に辿り着いた(大正3年)。
やまべの干物
西村氏は温泉開業に向けての調査のため温泉のサンプルを持って、峠を越えて北見経由で何度も札幌に通った後、養老園を開業(大正9年)。標津川に生息する大量のやまべの干物料理は湯治客に喜ばれたという。


昭和初期に北海道開拓が進む中、道路網等も整備されるが、太平洋戦争の影響で経営は厳しい時期を迎える。戦後経営者が変わるなどして温泉郷を維持し、近隣知床などの国立公園指定で着実に温泉地としての地歩を固める一方、鄙びた道東の隠し湯として人気を博し現在に至る。



シマフクロウ 【シマフクロウ】
シマフクロウはフクロウ科最大級の鳥であり、神の鳥(カムイチカプ)とアイヌの人々から崇められる存在だった。現在、日本のシマフクロウは絶滅危惧種に指定されており、国内では道東を中心にわずか100羽ほどしか生存していない。養老牛温泉はこのシマフクロウに遭遇する可能性のある、貴重な場所でもある。夜行性の鳥のため、鳥にむかって写真撮影用のフラッシュをたかない、大きな音を出さない等のルールは厳守願いたい。またこの貴重な生物を保護するための活動も盛んで、シマフクロウの棲みやすい森の復元など積極的に取り組まれている。

シマフクロウ基金(日本鳥類保護連盟)にご協力下さい!
(お振込先)みずほ銀行釧路支店普通預金1459274  シマフクロウ基金



【養老牛温泉と映画】
道東を舞台とした映画は多いが、特に山田洋二監督作品は養老牛温泉周辺で撮影されたものが多く、役者、スタッフの宿泊場所として利用された縁により現在も親交は続いている。撮影現場の緊張をほぐす、家族的な心温まるもてなしが養老牛温泉の魅力の一つでもある。

*主な作品
 遥かなる山の呼び声(1979)
 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984)


【四季の宿〜養老牛の歌】

倍賞千恵子さんと養老牛のつながりの深さを感じさせる倍賞さん自身の歌。作詞は藤やのご主人と女将さんによるもの。

セリフ:さくらの花びらが舞うやさしい春を じっとじっと待っていました。
1.
目を覚ましたら 鳥のハミング
桜が微風に 舞う宿で
僕の心も 春の彩
雪どけの河の 優しさに
釣り人たちも 微笑みゆらす
Ah…ここは養老牛 心ときめく春の宿
2.
ペダルを踏めば 風がウィンク
緑のじゅうたん かけぬけて
僕らもやがて 風になる
せっかちな 夏の思い出を
空にくるんで 持ってゆきたい
Ah…ここは養老牛 心安らぐ夏の宿
3.
紅い絵の具を ちらしたあおぞら
露天風呂から 見るもみじ
僕の心に 秋の夢
とばりが降りれば 星たちが
落ちてきそうな 瞬きもいい
Ah…ここは養老牛 心ときめく秋の宿
4.
しきつめた雪 煌めく処女雪
スノーモビルで 走ったら
二人真冬に 滑り込む
夜は浴衣で 雪見酒
君の笑顔で 僕は酔いそう
Ah…ここは養老牛 心安らぐ冬の宿
Ah…ここは養老牛 心安らぐ四季の宿



北海道中標津町養老牛